【美白についていろいろ】 一言に美白といっても、何から始めれば良いのでしょうか。 そもそも、この美白という言葉がどこからやってきたのか・・・ 「美白」という言葉は1990年代後半に美容研究家であり、料理研究家でもある鈴木その子さんが提唱した言葉。 一時期その言葉がブームを呼びました。その後すっかり私たちの間で定着した言葉なのですが、実際にはそれ以前から、シミ・ソバカス等のメラニンによる肌トラブルに対する スキンケアを指す言葉として使われていました。 【メラニン色素】 まずはメラニン細胞について、メラニンはどうやって作られるのでしょうか?
では、どうしてシミになるのでしょうか? シミはメラノサイトが適当な所でメラニンを作ることをやめずに、いつまでも作り続けてしまう現象。 メラノサイトのエラーが原因とされています。 【美白のメカニズム】 紫外線を浴びると表皮のあちこちからメラニンを作るように指令が出されます。 それを聞きつけたメラノサイトがメラニンを作り始めます。すると肌が黒くなってきます。
この②のステップ【メラニンの製造中止】をメインに、①と③を組み合わせ作られています。 美白は先手必勝。 紫外線を浴びたその瞬間にスイッチが入ってしまいます。 それからわずか2~3日でメラニンが出来上がります。 美白を謳う化粧品は紫外線のダメージに早い段階でストップをかける事に主眼を置いているのです。 【美白化粧品知識】 美白を気にしている方は勿論、またさほど気にかけていない人でも、ご自分の基礎化粧品の中にひとつは持っている美白化粧品。
これでは間に合いません。 肌の透明感を死守するには、1年中使用するのが基本。 日焼けをしてから使うのでは遅すぎます。ましてシミが出来てしまってからでは手遅れになってしまいます。 普段のスキンケアに取り入れ、日頃の備えを完璧にする事が大切。 美白を習慣にする事で紫外線に即座に対応できる美白反応力の高い肌でいられます。 また、美白の化粧品は古いシミに対してのアプローチが弱く、苦手です。 出来たてのシミには効力を発揮できますが、何年も経ってしまったシミは効力半減以下。 『美白化粧品を何年も使っているのに手ごたえが得られない・・・』 美白成分が新の力を発揮出来るのは事後の処置ではなく、事前の予防なのです。
自分で出来るピーリングをプラスすると効果アップ。 ■色黒肌から色白肌へ? 美白成分配合のスキンケア商品を使っても、どうしても生まれつきの肌色(地黒肌)は変わりません。 高濃度に成分が配合されている美白美容液を、毎日使い続けてもこれだけは無理です。 美白化粧品の成分は日焼けによって必要以上にメラニンが作られた肌が、いつも以上に黒くなるのを阻止するためのもの。 人がもともと持っている肌色の特徴、メラノサイトの数やその活性の度合いまでは、さすがにコントロールは出来ません。 しかし、顔が黒くてもお腹の色が白い場合、もともと持っている色はお腹の色。 顔は始終紫外線の厳しい環境にさらされている、身体の中で最も黒くなりやすい場所です。 となると、あくまで理論上、手入れ次第ではお腹の色ぐらいまでは白くなる可能性はあります。 |