イオン導入

巷では自宅で出来るエステ感覚としてイオン導入があります。
そもそもイオン導入とは、水溶性の有効成分（主にビタミンCなど）を肌の奥底まで届けるといった事です。
イオン導入器を使用する事によって、単純塗布に比べると、有効成分の肌への浸透は数十倍になると言われています。
微弱な電流をつかってイオン化した成分を真皮層まで届かせる方法です。

通常よりもイオン化する事で３０倍～１００倍浸透

また、イオン導入によってコラーゲンの生成を促します。　
ただし、何でもかんでもイオン導入に使えるわけではありません。
防腐剤や、香料などが使用されている化粧水などで行うと、防腐剤、香料もイオン化され肌に浸透してしまい危険です。

※イオン導入に適した化粧水
一般的な化粧水には、水溶性の成分だけでなく、脂溶性成分が一緒に配合されているのがほとんどです。
この脂溶性成分を配合するとき、『界面活性剤』がどうしても必要になってしますのです。
界面活性剤がイオン導入によって、肌の内部まで浸透すると、肌の炎症を招く場合があるのです。
これらのことから、イオン導入をする上では、肌の安全を考えて、イオン導入専用の化粧水を使用することをオススメします。

というわけで、「美顔器も作ってる化粧品メーカーのものや、美顔器と一緒に販売されているもの（ＷＥＢ購入可なのが便利）」「皮膚科や形成外科で、イオン導入向に販売されてるもの」がおすすめです。

≪イオン導入による効果≫
まず、第一のメリットは「必要な成分を効率よく、大量に送り込める」です。
普段のスキンケアではローションやクリームを塗ってそのままということが多く、あとは自然に浸透していくのを待つしかありません。
そのため、実際に皮膚へ浸透していく成分量は肌に塗った量に比べると非常にわずかなものなのです。
ところがイオン導入を行う事で、この状況が一変します。
成分に電気的な力を与え、それによって積極的に大量の有効成分を肌の奥まで送り込むことができます。
そして第二のメリット、
そもそも皮膚は、外部から異物が入るのを防ぐために「バリアゾーン」というものがあります。
このバリアゾーンは肌を保護するという意味では大変重要な役割を果たしています。
しかし肌に有効な成分の浸透も妨げてしまうといったマイナス面も持ち合わせています。
ですから水溶性の物質はどんなに効果があるものでも、ただつけたり、塗ったりするだけでは、なかなか肌の中に浸透していきません。
そこでイオン導入を行うと、バリアゾーンを突き抜ける「電気の流れ」が生じることで、有効成分を肌の奥まで浸透させることができるのです。

≪イオン導入・導出≫
家庭用イオン導入器にはたいがい　導出と導入が出来るものが多いようです。
イオン導入とは、先にも記載した様に肌のバリアゾーンにより普段では吸収、浸透できない美容液の成分や美白成分などを電気の圧力で皮膚の深部浸透させることで効果的に浸透させ美肌や美白効果を得るための美容法です。
イオン導出とは、イオン導入が浸透させるのに対し、逆に除去したり、浮き上がらせたりすること。
つまりクレンジングや洗顔などでは落としきれない毛穴の汚れや、古い老廃物などを除去してくれる美容法です。

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