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にきび・ニキビ治療

出来てしまったニキビ。
予防はしていたけれども、出来てしまった・・・。やっぱりちゃんと治したい
そんな声も多く聞かれます。

自宅で出来るニキビ改善
●ホームピーリング
自宅でも出来るのがホームピーリング。
そもそも、ピーリングはAHA(フルーツ酸)やグリコール酸、乳酸などで古い角質を剥がすこと。
これによって新しい肌の再生を促します。
今は薬局でも手に入るというのが驚きですが、使い方さえ間違わなければ安心して自宅でピーリングができます。
ニキビの治療と予防にもなるピーリング。
自宅用なので、エステや病院で行うケミカルピーリングよりも濃度が薄く配合されています。
特に手軽なのがAHA配合のピーリング石鹸での洗顔。
一度やると病みつきになる人も多いとか・・・。
毎日の洗顔に取り入れる事はニキビ治療に効果的です。
一般のピーリング石鹸の使用方法は、さほど差が無いようです。(全て同じでは無い)
1.メイクをしている場合はクレンジングでメイクを完全に落とす
2.ピーリング効果のある石鹸を泡立てる(モコモコの泡にするのがポイント)
3.目のまわり、口の周りを避けて顔に泡をのせる(泡でパック)
4.そのまま2~3分程度放置(顔が少しピリピリしてくる)
5.ぬるま湯で優しく洗い流す
6.タオルで押さえる様に水分を吸収させる
ホームピーリング
ニキビの原因となる余分な皮脂や毛穴の汚れを取り除き、透明感のあるみずみずしい肌に。
ピーリングと聞くと、専門家による施術だと思っている人もいますが、この使用方法が一般的ですが、購入したら必ず使用説明を読んで下さい。
商品によっては異なる場合もあります。

●ビタミンC誘導体
良く聞く言葉ですが、このビタミンC誘導体はどういった作用をするか知っておく必要があります。
これ自体は肌から浸透しにくいビタミンCの透過性を高め、元から酸化しやすいビタミンCを
安定させた成分です。
【効果】
活性酸素の除去
皮脂の分泌の抑制
メラニンの真皮のコラーゲンの生成を促進上記にもありますようにビタミンCのイメージはシミやそばかすに効果的です。
それ以外にも皮脂の分泌を抑えて、又ニキビ跡の原因になるメラニンも抑制。
コラーゲンの合成の促進により、ニキビ跡の凹みをカバーしてくれる優れものです。
化粧水等は水溶性ビタミンCを配合されているものがニキビにはお勧めです。

●イオン導入
勿論コットンにビタミンC 配合の化粧水をコットンにたっぷり取ってコットンパック(基本のスキンケア参照)も効果がありますが、
肌にさらに浸透させるにはイオン導入機の使用も大切です。
これは微弱な電流を肌に流し、ビタミンC誘導体をイオン化させ、肌への浸透を深めます。
これは通常で肌に塗った状態と比べ、浸透力が50~100倍違うと言われています。

●ニキビ治療薬
市販で沢山の種類のニキビ治療薬が売っています。
どれにしていいのか迷ってしまうぐらいに豊富です。
しかも薬局は勿論、大手のスーパーなどではドラッグストアが設置されていて今や手軽に手に入ります。
ただ、種類があまりにも沢山あるので、どれが一番ニキビに対して効果的であるか考えてしまいます。
ニキビの薬

また、市販されているニキビの薬だとどれを使用していいのか不安にもなります。
ニキビにも種類があるように、ニキビの薬もどれも皆同じ効果があるとは限りません。
出来ているニキビの症状にあった薬を選ぶようにします。
また、肌の調子によっても効果的なニキビのお薬は変わってきます。
選ぶのに迷ったらお店の人に相談しましょう。
また、知っておいてほしいのが『医薬品』『医薬部外品』『化粧品』の違い。
治療目的、ニキビの予防、出来てしまったニキビを悪化させない、これらは目的が違います。
また、治療目的の『医薬品』のなかでも『一般用』は市販で販売されていますが、『医療用』は医師の診断が必要で、処方箋が無いと手に入りません。 また、お化粧もニキビにとっては天敵です。
かといってお化粧をしないというのも・・・・女性としての身だしなみでもあるわけですので。
やはりニキビ肌用の化粧品を使用した方が、通常の化粧品を使うよりも影響は少ないようです。
ただし、やはり化粧品は化粧品です。ニキビ肌用と書かれていても全くの負担がないというわけではありません。 長時間の使用は避け、しっかりと化粧品は洗いまがす事が大切です。

●食生活
やはり重要なのは食生活。
糖分、油分は控えた方がニキビの悪化を防ぎます。
★食生活のポイント
●糖分、油分、炭水化物の取り過ぎに注意
●アルコール、コーヒーなどの嗜好品を控える
●香辛料など刺激物を避ける
●繊維質の食物を摂取するよう心がける
●ビタミンB群摂取する様に心がける
●無理なダイエットなどでホルモンバランスを崩さない


専門家(病院)によるニキビ治療
●病院での治療
ニキビをほっておくと悪化します。
悪化したニキビは赤く腫れあがり膿を持ちます。
そのままにしておくと、深いところにまで炎症を起こし治療後もニキビ跡が残ってしまう事があります。
酷くなる前に専門の医師に相談しましょう。
ニキビ
では何科にかかったら良いでしょうか?
ニキビは皮膚のトラブルです。やはり皮膚科の先生に相談するのがベスト。
治療はその人の症状に合わせ、計画的に行っていきます。
また、体質やコンディション等もニキビの原因となりますので生活習慣など、担当の医師には詳しく知っておいてもらうために、カウンセリングが必須になってきます。
また、逆にわからない事など不明な点もどもどんどん質問して、お互いの信頼関係を築きましょう。
ニキビの治療は皮膚科にかかったからといって、すぐに治るわけではなく、根気が必要です。
治らないといって病院を次々に変えてしまうのもよくありません。
また、一旦治癒してもニキビは再発することもあります。この時同じ医師にかかる方がデーターも残っています。
生活習慣などもカルテに記載されています。
こうなると、最初から信頼のおける医師にかかることが重要になります。
まず、ポイントは話をよく聞いてくれる医師であるか、又質問にもちゃんと答えてくれるか・・です。
皮膚科医
【ニキビの治療薬】
病院で処方されるニキビのお薬は、抗生物質が多いようです。
これは市販では購入できません。抗生物質でニキビの原因である細菌を消滅させるのが目的です。 飲み薬、塗り薬どちらも有るので、症状によって処方されます。
ニキビ薬
また、レチノイン酸もよく処方される代表的なニキビ治療薬です。。
これはビタミンAの誘導体で皮脂の排出を促進させ、また分泌を抑制します。
皮膚のターンオーバーを早め、真皮でのコラーゲン生成を促し表皮のヒアルロン酸の分泌を高めると言われています。
しかし、角質層が薄くなり肌が敏感になったり、それ自体刺激が強いので炎症を起こしてしまうというデメリットもあるようです。
医師からの処方がないと手に入らないものでしたが、最近では海外から輸入も可能になってきました。
ただ、刺激が強い薬ですから、むやみやたらに使うのはやめた方が無難です。
ちゃんと医師から処方をしてもらい、指示に従っての使用をお勧めします。
また、ビタミン剤や漢方薬も医師が処方するニキビ薬としてはメジャーです。
漢方薬と聞くと効き目はどうか・・・と考えがちですが、確かに効き目が穏やかで目に見えて治療の効果が表れるものではありません。
しかし、ニキビの出来にくい体質へと改善するには漢方薬の存在は侮れません。

●光治療とレーザー治療
ニキビの治療をしている皮膚科でよく聞くのがレーザー治療。
これらで最も耳にするのが『光治療』。レーザーが1種類の波長を利用したものなら、光治療は複数の波長の光を使ってニキビを改善する治療法で、種類も沢山あるようです。
IPLによるフォトフェイシャル。ピンポイントで肌を活性化させるラジオ波、光と高周波を組み合わせたフォトRF。それぞれ目的に合った光線でニキビやSKINトラブルを改善します。
また、レーザーは先にも記しましたが、単一の波長の光を肌に照射することでレーザーの種類によってシミ、脱毛、アンチエイジングと効果が変わってきます。病院によっては保険適用とそうでないものがあるので事前に医師とのカウンセリングが必要です。
じっくり話をして納得のいく治療をしてもらいましょう。
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ニキビケアのためのホームピーリングの方法やピーリング石鹸などを紹介します。
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