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トラブルケア

肌トラブル、肌荒れをおこした状態。
乾燥肌やニキビ・・・
症状が出て、あせってスキンケア商品を買い替えた事はないでしょうか?
化粧品ばかりに気が取られて、実は自分の肌のこと知らない人が多いのです。
美しい肌を作るには、自分の肌のしくみを知ることが重要です。
肌を知ると、肌の求めているもの見えてきます。

体内美肌 
肌トラブルを改善するには、スキンケアばかりではうまくいきません。
身体が健康で、始めて肌もきれいになります。
食べる事・眠る事・運動する事・・・・・
普段の生活を見直してみてください。肌トラブルの原因はそこにあるかも知れません。

【食の見直し】   食の見直し
野菜を摂取
女性は野菜が大好き。ランチにサラダは必需品。
確かに野菜は身体に良いと言われていますが、レストランでランチを取る場合
サラダの中身は何でしょうか?実はほとんどがビタミン含有量の少ないもの。
また、サラダは身体を冷やします。身体が冷えると血行が悪くなり肌に栄養が行きわたりません。
肌の色もくすんでしまいます。
因みに野菜ジュースも身体を冷やします。飲み過ぎ注意です。

美肌に導く野菜
ズバリ、β―カロテン(ビタミンA)です。これは抗酸化作用が強く、肌荒れ・老化を予防します。
ほうれん草やニンジンなど緑黄色野菜に多く含まれています。
そしてビタミンC。これも抗酸化作用があり、紫外線に対する抵抗力をつけるにも役立ちます。
じゃがいもやカリフラワー。淡色野菜に多く含まれています。
これらの上手な取り方は『1日に緑黄色野菜100g・淡色野菜200g 温野菜で摂取』
かと言って、時間が経ってしまったものはお勧めできません。必要なビタミンが壊れてしまう事があるからです。調理してすぐに食べるこれが重要なポイントです。電子レンジで温めてすぐ食べられるように冷凍保存もお勧めです。

タンパク質を摂取
タンパク質というと肉類が代表的で、女性は敬遠しがち。
しかし、肌を生み出す元になるのですから、『1日100g』は少なくても取るように心がけましょう。
また、肉の代わりに白身魚も高タンパク低カロリーでお勧めです。
タンパク質

飲み物に注意

食事に気を使うけれど、飲み物には結構無頓着な人が多いようです。
カフェインの取り過ぎは要注意。
カフェインはもともとは神経興奮物質。夜遅くになっての摂取は良くありません。睡眠にも影響が出てきます。
また栄養ドリンクにもカフェインが入っていますので注意して下さい。
そして、お水。ブームにもなっていますが、冷たい飲み物は身体を冷やします。
乾いた部屋では水分はたくさん採った方が良いと聞きますが、飲み過ぎは決して肌に良い影響を与えません。
身体を冷やしてしまうと血流が悪くなります。そうなると肌はくすみ、栄養も肌に行き渡らなくなってしまいます。又、大量の水分摂取は身体を浮腫ませて、肌の代謝が悪くなります。
  飲み物


【睡眠の見直し】   睡眠の見直し
毎日6時間の睡眠
睡眠時間は美肌にとって大切なポイント。睡眠不足は肌トラブルの元です。
ある専門家のお話だと、食事やスキンケアよりも睡眠は肌の影響が大きいと言われています。
私たちが起きて活動をしている間、血液のほとんどは脳に集まります。
肌に栄養を持っていけません。ところが眠りにつくと血液は身体の各部に流れ、肌にも栄養が行きわたります。
眠っている間に成長ホルモンが分泌され、肌の奥で細胞分裂がはじまります。
これには最低でも6時間かかるという事ですから、睡眠が6時間を切ると肌荒れしやすくなります。
肌の再生は毎日行われています。
  睡眠の見直し

ゴールデンタイム
『午後10時~午前2時は肌のゴールデンタイム』
そう言われてきました。しかし、今の社会で毎晩10時に眠るのは無理があります。
個人差はありますが、大体遅くても12時までには眠るように心がけましょう。
また、出来るだけ同じ時間帯にベッドに入ることをお勧めします。成長ホルモンは体内時計の影響をうけます。
寝る時間が毎日違うとスムーズに分泌されません。


【ストレスの見直し】   ストレスの見直し
ストレスの与える肌影響
ストレスによって肌老化は進み、特にニキビ等は覿面に悪化します。
ストレスはその人の弱い部分に影響をもたらします。
ストレスで胃が痛くなる人、下痢をする人、肌荒れする人症状は様々です。
まず、ストレスは身体の中に活性酸素を発生させ、肌老化を促進させます。
これによって免疫が低下、アクネ菌の繁殖によるニキビ。更に出来ているニキビを赤く腫らせ化膿状態に。
ホルモンのバランスも崩れ、生理前に肌荒れを起こします。
自律神経にも影響を及ぼし、不眠になります。それによって肌の代謝が妨げられます。
ストレスは内臓機能・免疫システム・自律神経これら全てに悪影響を与えてしまいます。
ストレスの解消方法は人それぞれですが、沢山働いて、きちんと食事を取って、ゆっくり寝る。
これは鉄則です。身体が健康でないと心も不健康になってしまいます。


【女性ホルモンを考える】   女性ホルモンを考える
女性ホルモンと肌への影響
女性の体は月に一度排卵をして、生理があるという複雑なしくみをもっています。
1か月の間だけではなく、初潮から閉経まで女性ホルモンは変化し続けます。
また、妊娠や出産などでは劇的な変化をとげます。
このような女性ホルモンの変化は肌にどんな影響を与えるでしょうか。
女性ホルモンは大きく分けて2種類です。
『黄体ホルモン(プロゲストロン)』『卵胞ホルモン(エストロゲン)』に分かれます。

黄体ホルモン(プロゲストロン)
生理前に分泌されるホルモンです。
このホルモンの影響は皮脂分泌の増加、むくみ、イライラ感、また、ニキビやシミが出来やすくなると言われています。
こういった症状は普段の生活が不規則であったり、ストレスが強かったりすると、より強く現れます。
この時期は肌が普段より弱くなっているのですから、スキンケアにもちょっと気を使ってください。
敏感肌用のものを使うようにして、積極的なお手入れもこの時期はお休みします。
紫外線に気をつけ(シミが出来やすい時期)、規則正しい生活を心がけます。
黄体ホルモンは心も肌も不安定にしてしまうものなのです。

卵胞ホルモン(エストロゲン)
生理後に分泌されるホルモンです。
これは肌にみずみずしさをまし、肌にコラーゲンを増やす作用があります。
肌の美しさにエストロゲンの影響はかなり大きいといえます。
エストロゲンは生理周期を維持する事に貢献しているホルモンですので、無理なダイエット等で生理が止まったりすると、肌老化は早まります。
エストロゲンは思春期ごろから急激に増え、30代後半から徐々に減り始め、閉経と共に急激に低下します。
この分泌を守るためには、健康的な生活しかありません。
ホルモン剤の安易な投与はあまりお勧めできないやり方です。
代わりに最近巷で話題の大豆イソフラボン、これは女性ホルモン様作用があると言われています。
こういったものを取り入れると良いかもしれません。
  大豆イソフラボン
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ニキビケアのためのホームピーリングの方法やピーリング石鹸などを紹介します。
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