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乳液・クリーム

乳液やクリーム。
これは化粧水や美容液などで肌に与えた潤いを、外に逃がさないためのシールド。
蓋の役目になります。
乳液・クリーム
【オイリー肌でも乳液やクリームって必要?】
美肌作りのポイントは水分、潤い、油分のバランスが基本です。
お顔全体、どこもかしこも全部オイリー肌・・・という人は実はあまりいません。
実際はTゾーン(額・鼻)がちょっとべた付いたり、Uゾーンにニキビが出来やすかったり、でも、眼の周り、口元は乾燥する・・・・こういったオイリードライ肌、(又はコンビネーション肌)が最も多いとされています。
こういった肌の場合は、少量でも良いので乳液やクリームを使う事が大切です。
べた付くところはちょっぴり、カサつくところはたっぷり、と使い分けをします。

オイリードライ肌の悩みで、カサつくけどニキビが出来る・・・・こんな声がよく聞かれます。
化粧水や、美容液は主に水分や潤いの補給です。
折角補給した潤いもそのままほっておいたらどんどん蒸発していってしまいます。
肌には皮脂膜という天然の油膜がありますが、乳液やクリームでのシールドは欠かせません。
 
潤い成分
乳液、クリームのシールド   このシールドで水分や潤いを逃さずに、長時間経ってもしっとりした肌であること。美肌ポイントです。
ですから、どんなにベタつきが苦手でも乳液、クリームは必要です。

乾燥肌とニキビ・・・因果関係は角質です。
角質は通常自然に剥がれおちるものです。それが乾燥した肌の場合、くっついたまま剥がれない状態に。
剥がれない角質はそのまま毛穴を塞いで皮脂の行き場を無くします。
逃げ場のない皮脂が溜まり角栓に。
そこにアクネ菌が繁殖、炎症を起こします。これが乾燥肌のニキビです。
皮脂の流れをスムーズにするには、潤いを逃がさない事が重要です。
但し、これはニキビが出来る前の話です。ニキビが既に出来てしまった場合、乳液やクリームはニキビ部分を避けて下さい。
ニキビ菌(アクネ菌)は油分が大好きです。
ここには餌となるべき油分を与えてはいけません。ますます活発になってしまいます。
ニキビを避けて、カサつくところにはたっぷりと、べた付くところには少量。
塗り分けをして行ってください。
また、基本的には乳液かクリームのどちらか一つで大丈夫です。
ベタつきが気になるなら乳液を。カサつくのならクリームがお勧めです。

乳液、クリーム使い方テクニック
化粧水、美容液と、肌に水分と潤いを与え、乳液又はクリームで蓋をします。
この時、容器から直接クリームを指でとったりしてはいけません。
人の手は思っている以上に汚れています。
『顔を洗うときに手も洗っているから大丈夫。』
美肌が遠のきます

顔を洗ったあと化粧水の瓶を手で持っていませんか?
蓋をあけるとき指を使いませんか?
手を洗って清潔だと思っていても、私たちは無意識にいろいろなものに触れています。
専門家の調べでは人間の手のひらは便器に等しいほどの雑菌がついているという話もあります。
そんな手や指を直接容器に入れたら・・・・・必ず、スパチュラ(ヘラ)を使うようにしましょう。
1.手のひらに乳液又はクリーム(スパチュラを使用して)を取ります。
2.
空いている手の指先、又は手のひらで混ぜ合わせ体温で温めます。
3.額、両頬、鼻の頭、顎に同量ずつ置きます。
 
4.両手のひらで両頬をV字にさすりあげます。
(口角から耳の下 小鼻から耳の前 目頭から眼尻へとを意識して)
5.額は眉間から額の外側に向かってさすります。
6.鼻筋、口の周りを通って 顎から口角へとさすりあげます。
7.最後に手のひらで顔全体を包み込むようにプッシュします。
 
乳液やクリームは温めて使う事で肌なじみが良くなります。
塗る時もちょこちょこっと指先で顔に塗るのではなく、丁寧に気持ちを込める事が大切です。
最後に手のひらで顔をプッシュ。これで密閉効果と温感効果の両方を得られます。
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ニキビケアのためのホームピーリングの方法やピーリング石鹸などを紹介します。
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