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しみ改善対策

出来てしまったシミ・・・
嘆いても自然に消えてはくれません。
出来てしまったシミのケアを行って、一日でも早く薄く目立たせなくする事が大切です。
シミの改善は奥が深く、残念ながらケアを行った次の日から眼に見えて薄くはなりません。
それでも、始めるのは一分一秒でも早い方がシミには効きます。

【シミが出来る原因】
紫外線による影響で出来るシミは、最初に紫外線を浴びた瞬間にスイッチが入り、表皮からメラニンを作るように司令が出ます。その指令によってメラノサイトがメラニンを作り、肌が黒くなります。
これが、日焼けの状態。
シミはメラノサイトが適当な所でメラニンの生成をやめず、いつまでも作り続けてしまう・・・
メラノサイトのエラーです。


美白化粧品
出来てしまったシミに対して、化粧品選びで迷う人も多いようです。
そもそも美白化粧品・・・これってシミに効く?
実は美白化粧品は得意なシミと不得意なシミがあります。
出来たてのシミに対しては得意分野になりますが、古くからあるに対しては効きづらいところがあります。

美白のメカニズム
1.表皮から『メラニンをつくれ』と指令を受ける。
その指令にストップをかける作用。
2.メラニンを作る大元メラノサイトにメラニンの生成をストップさせる作用。
3.出来てしまったメラニンを追い出す作用(ターンオーバーをバックアップ)
 
メラニン

殆どの美白化粧品は2をメインに1と3を組み合わせてつくられています。
美白は先手必勝です。
シミは紫外線を浴びたまさにその瞬間にスイッチが入ります。
わずか3日程度でシミの元になるメラニンが生成されてしまいます。
シミに効く美白アイテムは早い段階で紫外線のダメージにストップをかける事に主眼を置いています。
出来てしまったシミに対するアプローチは最近になって本格化してきたのです。
美白アイテムが本領発揮出来るのは事後の対処より、事前の予防。
古いシミには効かないというのはこういう理由があるからです。
出来たばかりのシミ、又は新たなシミを作らないために使う事が効果的です。
また美白アイテムの中で効果的なものは、成分が凝縮された美容液がお勧めです。

【美白美容液シートマスクの効果的な使い方】
美白美容液がたっぷりと使っているシートマスク。
人気のアイテムです。
これは紫外線を浴びてしまったとき、集中ケアに使う事がお勧め。
紫外線を浴びてしまってからの3日間、シートマスクで集中美白ケア。
肌のリカバリーが全く変わります。
シートマスク
ただ、3日間のシートマスクは無理と言う人はせめて1日目だけでもしっかり使ってください。
あとは美容液で美白成分をしっかり補う事が大切。


美白とピーリング
ピーリングと聞くと、ニキビ肌の改善や角栓ケアが思い浮かびますが、実は美白にもピーリングは良いのです。
古い角質を取り除き、即効的に肌を白く見せてくれますし、美白の効果もあります。
最近ではハイドロキノンを配合した美白効果+角質ケアのピーリング石鹸が注目を浴びています。


シミとレーザー治療
シミで悩まれている方は、レーザーという言葉を耳にされていると思います。
美白化粧品は新しいシミに効果があると述べました。
では古いシミは?レーザーの治療が一般的です。
但し、レーザーはすべてのシミにOKではありません。
これも得意なシミと不得意なシミがあります。
レーザーで取れないシミの代表が『肝斑』です。これは年齢によるホルモンのバランス変化が原因と言われ、両頬に左右対称で現れる肝斑。そばかす(雀卵斑)とちょっと見分けがつきにくく、専門の医師でないと判断はつきかねます。
この肝斑はレーザーを照射することで症状が悪化し、逆に黒くなってしまうケースがあるので要注意。
肝斑   では肝斑と診断されたらなす術がないのでしょうか
そんなことはありません。
最近巷でも肝斑に効く飲み薬が出ています。


シミと飲み薬
シミに効く飲み薬ではビタミンCのサプリメントぐらいしか無かった昔と違い、専門の医師も認めている内服のお薬があります。
勿論、以前は処方箋を貰って出してもらっていたのですが、市販でも買える身近さになりました。
又、今では美白に効くサプリメントが驚く速さで進化しています。
注目したいのがビタミンB群とポリフェノールです。
この二つの成分を処方したサプリメントが美白のベースに不可欠と言われています。
  サプリメント
今すぐシミを消したい!
美白コスメも、レーザーも内服も時間が無くて・・・・
取りあえず、今日はシミが見えたら困る・・・
そんな方には、やはりお化粧でのシミ隠し。必須アイテムはコンシーラです。


シミをメイクでカバー
コンシーラーも種類が沢山あります。形状も様々で、何を選んだらいいか迷ってしまいます。

チップタイプ
 
チップの先に適量のコンシーラが含まれる。
硬さもいろいろあり、堅いものはシミに、柔らかいものはクマやくすみに使いやすい。

硬めのクリーム状。
シミ、ニキビ跡のカバーに向く。
ピンポイントで使えるのと、色が何種類か入っているので、自分の肌の色にブレンドできる。
  パレットタイプ

スティックタイプ   適度な硬さがあり、伸びがよく、カバー力が高い。
持ちの良さも特徴の一つ。
広範囲のシミ、クマ、小鼻の黒ずみなどマルチに活用。

極小さなシミやニキビ跡に向く。
程よい硬さのものが多く、
中心に塗った後、指でぼかしなじませる。
  ペンシルタイプ
コンシーラでもし、うまくシミを隠せないとしたら色の選択ミスや使い分けを見直してみてください。

【コンシーラーの色選び】
明るいコンシーラーを選びがちですが、それだとシミをカバーしきれずに、シミが透けて見えてしまう事があります。
シミより2トーンぐらい濃い色を選び、スポンジなどで周囲となじませると境目もなく、シミを目立たせなくできます。

コンシーラ

【コンシーラーの使い方チェック】
1.ファンデーションを塗る。
パウダリーファンデーションを塗った状態でシミがぼやけてはいるがまだ目立つ。
2.ファンデーションの上からコンシーラーを重ねづけする。
2トーン濃い色をシミの部分にのみ重ねる。
塗り方は押し付けずにポンポンと色を置く要領で。
3.スポンジで押さえる。
面がきれいなスポンジで、コンシーラーを塗った部分を軽く押さえる。
ここで、スポンジを引きずってしまうとコンシーラーもずれてしまうので要注意。

シミが広範囲にあって広い面のシミを隠す場合、肌より2トーン濃いコンシーラーを塗った後、その上に肌と同じ色ぐらいのコンシーラーをもう1色薄く重ね塗り。
2色重ねる事でシミがしっかりカバーされます。
仕上げはスポンジで軽く押さえて、ファンデーションと密着。これでもちが全然違います。
更に最後にフェイスパウダーでフィックス。
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ニキビケアのためのホームピーリングの方法やピーリング石鹸などを紹介します。
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