真っ黒に焼けた肌が健康的・・・・。 これは昔の話です。黒く焼けた肌はすっかり下火になり、世の中は美白ブーム。 実際、肌の為にもこの美白ブームには乗っておくべきです。 紫外線は肌に悪影響を与えます。日焼け=シミ・・・実は紫外線の影響はシミだけではありません。 シワやたるみにも影響を及ぼします。 又、お子様がいる方はご存じでしょうが、母子手帳から日光浴は消えました。 こうなると【美白ブーム】どころの話では無いようです。 それほどまでに皆が避ける紫外線。いったい何がそこまでいけないのでしょうか・・・。
UV-C 3つの紫外線の中で最も波長の短いのがこのUV-C。 あまり聞きなれないこの紫外線、実は最も人体に対して有害な悪影響を及ぼすと言われています。 危険度も高く、一番怖い影響として『皮膚癌』の原因になると言われています。 ただ、まだこの紫外線は地球に到達出来ていません。 ですが、そう聞いて安心するのはまだ早い様です。 ある節ではオゾンホールの破壊によって既に届き始めている・・・という話もあります。 【サンスクリーン 日焼け止め】
【SPF】 SPFはUV-Bを防ぐ目安です。 正式にはSunProtectionFactor サン プロテクション ファクター UV-B防止効果を数値に表したものです。 日本化粧品工業連合会が測定方法の基準を決め(1992年)Maxの数値を「50」で表し、それ以上は全て『50+』と上限を定めました。 但し、これは日本での事ですので、海外では測定基準が異なることが有るようです。 【PA】 PAはUV-Aを防ぐ目安です。 正式にはProtekution Grade of UVAプロテクション グレイド オブ UVA UV-A防止効果を記号で表したものです。 測定法の基準を日本化粧品工業連合会が決めましたが、PAはその効果を実感しずらい様で、SPFのように数値化はされていません。 また、海外でも確定された測定法もないようです。
■日焼け止め使用方法のポイント SPFもPAも塗り方が実は重要です。 上記の値は1平方センチメートルに2㎎塗った時の値です。 しかし、実際にはこの量を塗ると顔が白くなったりするので、これより薄く塗るのが現状です。 ですから、日焼け止めに日焼け止めを重ねる事をお勧めします。 これは、『日焼け止め効果のある化粧下地に、日焼け止め効果のあるファンデーションを使う』こうすることによって、少しでも日焼け止め効果がアップします。
『日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直す』と効果的です。 塗り直しがなかなかできない人はせめて、『ウオータープルーフ(耐水性)』タイプを選ぶのがお勧めです。 また、日焼け止めはクレンジング剤を用いないとしっかり落とせません。 日焼け止めだけしか使っていなくても、顔を洗うときは、しっかりクレンジングで落として下さい。 ■日焼け止めはTPOに合わせる ただ、SPFやPAが高ければ良いというものではありません。 それだけ紫外線防止効果が強いという事は、肌への負担も大きいという事です。 日常生活でのSPFやPAは50や+++でなくても大丈夫です。
その時々の目的に合わせて日焼け止めは賢く使う事が大切です。 日常生活でSPF50やPA+++は肌への負担がかかり、お勧めできません。 日本ではSPF30程度、PA++で充分です。 また、夏と冬では使い分けすることも肌への負担を軽くする事に繋がります。 紫外線が0になることはありませんから、冬でもしっかり日焼け止めは使うべきです。 真夏の日差しの半分の量を、真冬でも紫外線は降り注いでいます。 SPF15~30ぐらいで充分ですから使いましょう。 また、肌への負担を考えるならノンケミカルをお勧めします。 真夏と同じものを使う必要はないので、少しでも負担の少ないものを使い分ける。 肌にたいしての優しさです。 しかし、日焼け止めそのものは少なからず肌へ負担をかけていることは事実です。 たとえそれがノンケミカルであっても。 それと、上記の条件は日本と書きましたが、東京のお話。 沖縄など南に行くと条件は違います。 沖縄は紫外線が東京の1.5倍と言われていますから、それなりの装備は必要になります。 ■ノンケミカル 日焼け止めに時々『ノンケミカル』と書いてあるのをご存じでしょうか? 「ノンケミカルって肌に優しい日焼け止め」という認識があるようですが、なぜ肌に優しいのか? まず、日焼け止めには『紫外線吸収剤』と『紫外線散乱剤』があります。 通常の日焼け止めはこの『吸収』と『散乱』の両方の成分を配合して作られています。 紫外線吸収剤は紫外線を肌の上で化学変化させ、エネルギーに変換し肌への侵入を防ぎます。 紫外線をカットする力は散乱に比べて強力です。 散乱剤は微粒子で紫外線を散乱させます。肌への負担が少ないのですが吸収剤よりやや落ちるようです。 ノンケミカルはこの散乱剤の成分で作られています。 ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)と書かれた日焼け止めが、なぜ有るかと言うとまれに紫外線吸収剤にアレルギー反応を示す肌があるからです。 ノンケミカルの方が確かに肌への負担が少ないのですが、紫外線カット効果がやや足りないのでSPF値やPA値が吸収剤に比べ、上げづらい点と塗り心地がざらつく感触があり、 白浮をしやすいというデメリットもあります。 ただ、最近では化粧品メーカーも開発が進み 塗り心地にこだわったものが増えているようです。 ■紫外線としみ
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